アイヌ三大祭(北海道)
ふるさと祭イチャルパ、フンペ(くじら)祭イチャルパ、ししゃも祭が、アイヌ三大祭といわれています。写真は、ししゃも祭の様子です。この祭りでは、自然のめぐみをあたえてくれる神様に感謝し、ししゃも漁の安全と豊漁の願いをこめます。
仙台七夕まつり(宮城県)
400年以上のれきしがある行事で、長さ10m以上の大きな竹を毎年山から切り出し、手作りのごうかな ささかざりがかざられます。昔のこよみに合わせて行われるため、げんざいの七夕から約1か月後の8月6日から8月8日にかけて行われます。
加勢鳥(山形県)
わらみのをかぶって町を歩き回る人たち(加勢鳥)に、祝い水とよばれる水をかけます。加勢鳥は、 商店の前などで立ち止まると、「カッカッカー、カッカッカー」という声を上げて、輪になっておどります。作物がゆたかに実ることや、家族が幸せにすごせることをいのって行われています。
浅草サンバカーニバル(東京都)
1981年(昭和56年)に始まった行事で、近年では毎年50万人ほどが、祭りにおとずれています。ただのパレードではなく、衣しょうやダンスなどのすばらしさをきそうコンテストも行われています。
勝浦大漁祭り(千葉県)
カツオ漁で有名な勝浦市では、大漁を願った祭りが行われています。みこしをかつぐときのかけ声は、「ワッショイ」ではなく、 「ほら大漁」から始まったとされる「ホウラ・ダイリョウ」です。みこしは、町を練り歩くだけでなく、船に乗せられ、漁港内を回ります。
あらい祭り(千葉県)
江戸時代後期から始まった祭りで、主に、病気をせず健康でいられるようにと願う祭りです。祭り当日は、当番の家に集まり「神の食」を食べます。神社では、子どもたちが大根を宮司(神社で神をまつる人)に投げつけるぎしきが行われるため、「大根祭り」ともよばれます。
秩父夜祭(埼玉県)
毎年12月に行われる祭りです。ごうかな屋台が、たいこのリズムに乗ってひき回され、屋台かぶきなども上演されます。また、冬の空にあがる花火も見どころです。ユネスコ無形文化いさんとして指定されています。
名古屋まつり(愛知県)
名古屋まつりは、1955年(昭和30年)に始まった、秋に行われる祭りです。祭りのメインとなるごうかな行列では、 名古屋にゆかりのあるいじん(れきし上の人物)である、 織田信長・豊臣秀吉・徳川家康 にふんした3名が、約600人をしたがえて行進します。
堺まつり(大阪府)
ふるさとの心を大切にする市民の輪を広げるための祭りとして始まりました。約400年前のびょうぶにえがかれた、堺 の町の祭り行列をさいげんしています。祭りのメインとなるパレードでは、鉄ぽうの生産地として栄えたれきしから、火縄じゅうを使ったえんぶなどが行われます。
鳥取しゃんしゃん祭(鳥取県)
鳥取県東部地方に古くから伝わる「いなばのかさおどり」をだれでもおどれるようにアレンジしたお祭りです。 祭りの中で使われるかさは、「しゃんしゃんがさ」といって、竹で組まれたほね組みに、 和紙をはって、赤・青でぬり金銀のたんざくでかざられます。ほねの中ほどにすずが取り付けられ、おどりの要所で「しゃんしゃん」とすずの音がひびきます。
長崎ランタンフェスティバル(長崎県)
中か街の人たちが、昔のこよみの正月を祝う 祭りとして始めたもの。本場中国で作られた色あざやかなランタンがかざられ、中国のおどりや、楽器のえんそうを楽しむことができます。毎年、新作として、その年のえとのランタンが発表されます。
那覇大綱挽(沖縄県)
全長200mほどの大綱を、東西に分かれて引き合います。この祭りで使われる綱は、世界一のわら綱として、ギネスブックに記録されています。 また、14の地区ごとに、伝統衣しょうを身に着けた人々 が通りを歩く、旗頭行列も見どころです。
〈写真/アイヌ三大祭/白糠町役場、あらい祭り/芝山町教育委員会、名古屋まつり/名古屋市役所、堺まつり/アマナ(C)GYRO PHOTOGRAPHY/a.collectionRF/amanaimages、しゃんしゃん祭/ ©鳥取しゃんしゃん祭振興会、その他の写真/アフロ〉