19 祭りだいこ

日本各地の祭り

アイヌ三大まつりほっかいどう

 ふるさとまつりイチャルパ、フンペ(くじら)まつりイチャルパ、ししゃもまつりが、アイヌ三大まつりといわれています。写真は、ししゃもまつりの様子です。この祭りでは、ぜんのめぐみをあたえてくれる神様にかんしゃし、ししゃもりょうの安全とほうりょうねがいをこめます。

せんだいたなばたまつり(みや県)

 400年じょうのれきしがある行事で、長さ10mじょうの大きな竹を毎年山から切り出し、手作りのごうかな ささかざりがかざられます。昔のこよみに合わせて行われるため、げんざいのたなばたからやく1か月後の8月6日から8月8日にかけて行われます。

どりやまがた県)

 わらみのをかぶって町を歩き回る人たち(どり)に、いわい水とよばれる水をかけます。どりは、 商店の前などで立ち止まると、「カッカッカー、カッカッカー」という声を上げて、になっておどります。作物がゆたかに実ることや、家族が幸せにすごせることをいのって行われています。

あさくさサンバカーニバル(とうきょう

 1981年(しょう56年)に始まった行事で、近年では毎年50万人ほどが、祭りにおとずれています。ただのパレードではなく、しょうやダンスなどのすばらしさをきそうコンテストも行われています。

かつうらたいりょう祭り(県)

 カツオりょうで有名なかつうら市では、たいりょうねがった祭りが行われています。みこしをかつぐときのかけ声は、「ワッショイ」ではなく、 「ほらたいりょう」から始まったとされる「ホウラ・ダイリョウ」です。みこしは、町を練り歩くだけでなく、船に乗せられ、ぎょこう内を回ります。

あらい祭り(県)

 時代後期から始まった祭りで、主に、病気をせずけんこうでいられるようにとねがう祭りです。祭り当日は、当番の家に集まり「神の食」を食べます。神社では、子どもたちが大根をぐう(神社で神をまつる人)に投げつけるぎしきが行われるため、「大根祭り」ともよばれます。

秩父ちちぶまつりさいたま県)

 毎年12月に行われる祭りです。ごうかな屋台が、たいこのリズムに乗ってひき回され、屋台かぶきなどもじょうえんされます。また、冬の空にあがる花火も見どころです。ユネスコけい文化いさんとして指定されています。

まつり(あい県)

 まつりは、1955年(しょう30年)に始まった、秋に行われる祭りです。祭りのメインとなるごうかな行列では、 にゆかりのあるいじん(れきし上の人物)である、 のぶながとよとみひでよしとくがわいえやす にふんした3名が、やく600人をしたがえて行進します。

さかいまつり(おおさか

 ふるさとの心を大切にするみんを広げるための祭りとして始まりました。やく400年前のびょうぶにえがかれた、さかい の町の祭り行列をさいげんしています。祭りのメインとなるパレードでは、鉄ぽうのせいさん地としてさかえたれきしから、なわじゅうを使ったえんぶなどが行われます。

とっとりしゃんしゃんまつりとっとり県)

 とっとり県東部地方に古くからつたわる「いなばのかさおどり」をだれでもおどれるようにアレンジしたお祭りです。 祭りの中で使われるかさは、「しゃんしゃんがさ」といって、竹で組まれたほね組みに、 和紙をはって、赤・青でぬり金銀のたんざくでかざられます。ほねの中ほどにすずが取りけられ、おどりのようしょで「しゃんしゃん」とすずの音がひびきます。

ながさきランタンフェスティバル(ながさき県)

 ちゅうがいの人たちが、昔のこよみの正月をいわう 祭りとして始めたもの。本場中国で作られた色あざやかなランタンがかざられ、中国のおどりや、がっのえんそうを楽しむことができます。毎年、新作として、その年のえとのランタンが発表されます。

おおつなひきおきなわ県)

 全長200mほどのおおつなを、東西に分かれて引き合います。この祭りで使われるつなは、世界一のわらづなとして、ギネスブックにろくされています。 また、14の地区ごとに、でんとうしょうを身に着けたひとびと が通りを歩く、はたがしら行列も見どころです。

〈写真/アイヌ三大祭/白糠町役場、あらい祭り/芝山町教育委員会、名古屋まつり/名古屋市役所、堺まつり/アマナ(C)GYRO PHOTOGRAPHY/a.collectionRF/amanaimages、しゃんしゃん祭/ ©鳥取しゃんしゃん祭振興会、その他の写真/アフロ〉