富士山は、季節や時間帯によってさまざまな表情を見せる。その美しい姿は、絵や写真の題材になるなど、古くから人々を引きつけてきた。
ダイヤモンド富士
富士山の山頂に太陽が重なり、ダイヤモンドのように輝く現象のこと。
紅富士
朝日や夕日に照らされて、紅色に染まった富士山。山肌の積雪が原因で起こる。
赤富士
雲や霧と朝日との関係で、夏から秋の早朝に、富士山が赤く見える現象。上は、赤富士を描いた葛飾北斎「冨嶽三十六景」の中の「凱風快晴」。
逆さ富士
湖面などに富士山の姿が映るさまをいう。本栖湖や山中湖など富士山の周辺の湖などで見ることができる。
〈写真・図版4点:アフロ〉