15 サグラダ・ファミリア――受け継がれていく思い

サグラダ・ファミリアについて知ろう

バルセロナの街とサグラダ・ファミリア

バルセロナの街

サグラダ・ファミリアは、スペイン第二の都市、バルセロナにある教会(聖堂)で、日本語では「聖家族教会」などといわれる。バルセロナには、他にもガウディの手がけた建物がいくつもあり、世界中から多くの観光客がおとずれる。

「生誕のファサード」

生誕のファサード

教会の東側正面は「生誕のファサード」とよばれ、イエス・キリスト生誕の様子などがちょうこくされている。この部分は、建物の主要部分として、ガウディ存命中の1891年から作業が始まったが、ガウディは1926年に他界し、完成を見ることはなかった。この部分と、同じくガウディの生前に造られた地下礼拝堂が、他のガウディの建築物と共に、ユネスコの世界文化遺産に登録されている。

そうしょくほどこされたとう

塔

大小いくつものとうも、サグラダ・ファミリアをとくちょうづけるもので、とうの表面や先端せんたんには、細かな装飾そうしょくほどこされている。

教会の内部

教会の内部

教会の内部は、高いてんじょうに向かって、樹木のような柱がび、窓にはあざやかなステンドグラスがはめられている。

昔のサグラダ・ファミリア

昔のサグラダ・ファミリア

これは、着工から45年後の1927年当時のサグラダ・ファミリアの姿だ。サグラダ・ファミリアは当初、完成までに300年かかるともいわれていたが、技術の進歩により、ガウディぼつ100年である2026年の完成が宣言された。

〈写真:バルセロナの街とサグラダ・ファミリア/Cultura/アフロ、他4点 アフロ 〉