バルセロナの街とサグラダ・ファミリア
サグラダ・ファミリアは、スペイン第二の都市、バルセロナにある教会(聖堂)で、日本語では「聖家族教会」などといわれる。バルセロナには、他にもガウディの手がけた建物が幾つもあり、世界中から多くの観光客が訪れる。
「生誕のファサード」
教会の東側正面は「生誕のファサード」とよばれ、イエス・キリスト生誕の様子などが彫刻されている。この部分は、建物の主要部分として、ガウディ存命中の1891年から作業が始まったが、ガウディは1926年に他界し、完成を見ることはなかった。この部分と、同じくガウディの生前に造られた地下礼拝堂が、他のガウディの建築物と共に、ユネスコの世界文化遺産に登録されている。
装飾が施された塔
大小幾つもの塔も、サグラダ・ファミリアを特徴づけるもので、塔の表面や先端には、細かな装飾が施されている。
教会の内部
教会の内部は、高い天井に向かって、樹木のような柱が伸び、窓には鮮やかなステンドグラスがはめられている。
昔のサグラダ・ファミリア
これは、着工から45年後の1927年当時のサグラダ・ファミリアの姿だ。サグラダ・ファミリアは当初、完成までに300年かかるともいわれていたが、技術の進歩により、ガウディ没後100年である2026年の完成が宣言された。
〈写真:バルセロナの街とサグラダ・ファミリア/Cultura/アフロ、他4点 アフロ 〉