東日本大震災において、岩手県釜石市は、津波の影響を大きく受け、死者888人、行方不明者は152人となり、3656棟もの家屋が倒壊した(平成29年2月28日現在 岩手県総務部総合防災室「東北地方太平洋沖地震に係る人的被害・建物被害状況一覧」)。
なかでも、鵜住居地区は市内で最も被害が大きかった。しかし、鵜住居小学校と釜石東中学校の子供たちは、日々の防災訓練や、津波が来たときにはみんなてんでばらばらに逃げるという教え「津波てんでんこ」を守り、無事に避難することができた。
〈写真:釜石市/毎日新聞社/アフロ、釜石東中学校/読売新聞/アフロ〉