西洋美術史年表

美術史用語

メソポタミア文明

ティグリス・ユーフラテス川流域に栄えた文明。メソポタミアでは紀元前3000年以上も前、シュメール人によって楔形文字が発明され、粘土板文書によって都市国家が形成されたことがわかっている。メソポタミア南部のバビロニアでは、紀元前2000年ほど前より、バビロン王朝が成立。ハムラビ法典碑の浮き彫りなどの他、テラコッタ製の土偶や壁画などの美術品、巨大な建造物(バベルの塔の記述のもとになったといわれる)などの史跡が発見されている。この地から世界四大宗教のうちの三つ、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教が誕生したことは特筆に価する。