西洋美術史年表

美術史用語

ニューペインティング

1970年代末から80年代にかけて、ドイツ、イタリア、アメリカなどで同時に起こった絵画の動向のこと。「新表現主義」ともよばれる。具象的な主題を、強い筆致、対比的な色調でドラマティックに描くことを特徴とする。1960年代のミニマルアートやコンセプチュアルアートの反動として誕生した。1910年代、20年代のドイツ表現主義、40年代と50年代の抽象表現主義など過去の絵画作品からの影響も受けている。作家としては、ジュリアン・シュナーベル、アンゼルム・キーファーらが知られる。

【関連する主な作家】
ゲオルク・バゼリッツ(ドイツ)
アンゼルム・キーファー(ドイツ)
サンドロ・キア(イタリア)
エンツォ・クッキ(イタリア)
ジュリアン・シュナーベル(アメリカ)

【関連する美術史用語】
コンセプチュアルアート
ミニマルアート